昭和四十六年。初代が病に伏し、晴間家に転機が訪れます。
初代から“チリメン山椒”の作り方をきいた家族が、
自宅の台所で炊いたものを玄関先で細々と売り始めました。
それは商売を始めるというより、病になった初代の面倒を
見るため、一家の家計を支えるためでした。
最初は、知ってる人以外には、なかなか売れなかった
“チリメン山椒”。宣伝も何もしていなかったので、今思えば
当たり前です。そのうち同じような商品が、東京で大々的に
売られると、ちりめんジャコと実山椒を炊いたものが“京都
名物”として、全国に広く知られるようになりました。
ちりめんジャコと実山椒を炊いたものが有名になると、
「発祥地はどこだ?」とということになりました。
偶然にも自分たちの知らない所で有名になった“チリメン山椒”。
そのおかげで、最初に作った「はれま」にも、遠方から
多くのお客様が足を運んでくださるようになりました。